YouTubeの登録者が増えない人へ|元力士が0から745人に増やした3つのこと
動画を出しているのに、チャンネル登録者が増えない。ショートは再生されるのに、登録まではつながらない。そんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
私は元大相撲力士です。引退後にYouTubeを始め、企画から編集まで一人で57本を投稿しました。登録者は0人から745人まで増えました。
この記事では、登録者を増やすためにやった3つのことを紹介します。どの動画が何人の登録者を連れてきたのか、実際の数字もそのまま公開します。
結論から言うと、登録者を増やしたのは「自分にしか話せない長尺動画」でした。
読み終えると、次にどんな動画を作ればいいかが見えてきます。
ただし、私のチャンネルは収益化の条件に届いていません。745人で止まった理由も、正直に書いています。
登録者を745人まで増やした3つのこと
先に結論です。私が登録者を増やすためにやったのは、次の3つです。
- 自分にしか話せない「内側」をテーマにする
- 登録者を増やしたいなら、長尺動画を出す
- 伸びたテーマの続きを作る
実際に、登録者が多く増えた動画はこちらです。
| 動画 | 種類 | 増えた登録者 |
|---|---|---|
| 相撲部屋の生活を元力士が解説 | 長尺動画 | 263人 |
| まわしにまつわるハプニング | ショート | 63人 |
| 正しい四股の踏み方 | 長尺動画 | 46人 |
| 新弟子のモーニングルーティーン | 長尺動画 | 41人 |
| 元力士のYouTube開始 | ショート | 32人 |
順番に説明します。
自分にしか話せない「内側」をテーマにする
一番登録者が増えたのは、「相撲部屋の生活を元力士が解説」という動画です。この1本だけで263人。登録者全体の35%にあたります。
この動画は、狙って作りました。当時、相撲のYouTubeはほとんどありませんでした。相撲部屋は閉鎖的な世界です。だからこそ、知りたい人は多いはずだと考えました。
登録してくれるのは、「この人の動画をまた見たい」と思った人です。ほかでは見られない話は、その理由になります。
まずは、自分が経験してきたことの中から「一般の人が知らないこと」を3つ書き出してみてください。
登録者を増やしたいなら、長尺動画を出す
ショートと長尺動画では、増え方がはっきり違いました。
| 動画 | 再生回数 | 増えた登録者 | 再生100回あたり |
|---|---|---|---|
| 相撲部屋の生活(長尺動画) | 24,072回 | 263人 | 約1.1人 |
| まわしのハプニング(ショート) | 35,376回 | 63人 | 約0.2人 |
再生回数はショートのほうが多いのに、登録者は長尺動画の4分の1以下です。
作っていた側の実感も同じでした。ショートは再生回数が伸びて、いろんな人に届きます。でも、登録者が増えるのは長尺動画のほうでした。
ショートは入口、長尺動画は登録してもらう場所。そう分けて考えるのがおすすめです。
チャンネル全体で見たときのショートと長尺動画の差は、ショートで登録者が増えない理由をデータで比べた記事にまとめています。
自分のチャンネルでも確かめられます。YouTube Studioのアナリティクスで「詳細モード」を開きます。表示する数字を「チャンネル登録者」に切り替えてください。動画ごとに、何人増えたかが分かります。
伸びたテーマの続きを作る
「相撲部屋の生活」が伸びたあと、同じように「一般の人が知らないこと」を続けて動画にしました。
- 新弟子のモーニングルーティーン……41人
- 正しい四股の踏み方……46人
- 相撲部屋のちゃんこ番の想い出……24人
どれも、登録者が増えた動画の上位7本に入っています。
1本当たったら、そのテーマを広げる。「部屋の生活」から「新弟子の朝」「四股」「ちゃんこ番」へ、同じ世界の別の場面を切り取っていきました。
それでも745人で止まった理由
YouTubeの広告収益化には、登録者1,000人と、過去365日の総再生時間4,000時間が必要です。
私の数字を並べると、こうでした。
| 条件 | 私の数字 | 必要な数字 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| チャンネル登録者 | 745人 | 1,000人 | 74.5% |
| 総再生時間(ピーク時) | 約400時間 | 4,000時間 | 10% |
実際のYouTube Studioの画面です。

更新を止めたあとの画面です。登録者のバーは伸びているのに、再生時間とショートのバーはほとんど動いていません。
登録者は7割まで来ていました。でも、再生時間は1割です。4,000時間を1年でためるには、毎日11時間ぶん再生される必要があります。私はその10分の1でした。
更新を止めると、再生時間は400時間から63時間まで落ちました。登録者を増やすことと、再生時間をためることは、別の課題でした。
あのとき、何が足りなかったか
足りなかったのは、機材ではありません。聞ける相手でした。
機材のほうは変えました。最初はスマホの無料アプリ「VLLO」で編集していました。
途中でMacBook Air(M2・メモリ16GB)を購入。M2のMacBook Airは、発表時の公式価格が164,800円からです。Premiere Proも月額で使うようになりました。パソコンのほうが編集しやすいと思ったからです。
理由はもう一つあります。自分のチャンネル以外でも、動画編集の案件を受けて稼げると思っていました。
案件は実際に受けました。ただ、時間単価が合わず、あまり稼げませんでした。
受けた案件の報酬や作業時間は、動画編集の副業が稼げなかった理由をまとめた記事に書いています。
一人でやっていると、何が正解か分からないまま時間だけが過ぎます。先に同じ道を通った人に聞けていれば、遠回りは減っていたはずです。
機材は買えば手に入ります。でも、判断の早さは買えませんでした。
まとめ|登録者を増やすなら「自分にしか話せない長尺動画」
- 自分にしか話せない「内側」をテーマにする
- 登録者を増やしたいなら、長尺動画を出す
- 伸びたテーマの続きを作る
私はこの3つで、0人から745人まで増やしました。745人で止まった理由は、再生時間でした。
まずはYouTube Studioで、どの動画が登録者を連れてきたかを見てみてください。次に作る動画のヒントは、そこにあります。
