動画は出しているのに、チャンネル登録者が増えない。そう感じている方に、先に見てほしい数字があります。
登録者ではなく、総再生時間です。
私は元大相撲力士で、引退後にYouTubeを始めました。企画から編集まで一人で57本。登録者は745人まで増えましたが、収益化には届いていません。
止まったあとに数字を並べて、はじめて分かったことがあります。登録者は7割まで来ていたのに、再生時間は1割しかありませんでした。
この記事では、私の実際の数字をそのまま公開します。読み終えると、自分がいまどこで止まっているのかが分かります。
登録者745人で、私は止まりました
企画も台本も撮影も編集も、すべて一人でやりました。投稿したのは57本です。
一番伸びたのはショート動画で、35,000回再生されました。長い動画でも24,000回を超えたものがあります。
それでも、収益化には届いていません。登録者は745人で、更新は止まったままです。
この記事は「稼いだ人の話」ではありません。届かなかった人間が、どこで届かなかったのかを数字で見せる記事です。
収益化に必要なのは、登録者だけではない
YouTubeの広告収益化には、条件が2つあります。
- チャンネル登録者 1,000人
- 過去365日の総再生時間 4,000時間
ショート動画の場合は、過去90日で1,000万回の視聴という別ルートもあります。
私は登録者の数字しか見ていませんでした。
「あと何人で1,000人」と数えていました。再生時間の条件があることは知っていましたが、自分の数字を確認したことはありません。
登録者は7割、再生時間は1割だった
止まったあとに、はじめて両方を並べました。
| 条件 | 私の数字 | 必要な数字 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| チャンネル登録者 | 745人 | 1,000人 | 74.5% |
| 総再生時間(ピーク時) | 約400時間 | 4,000時間 | 10% |
登録者は7割まで来ていました。あと255人です。感覚としては「もう少し」でした。
でも再生時間は1割です。残りは3,600時間ありました。
同じ「収益化まであと少し」に見えて、中身はまったく違います。
実際のYouTube Studioの画面です。

更新を止めたあとの画面です。登録者のバーは伸びているのに、再生時間とショートのバーはほとんど動いていません。
再生時間は、止めると減っていく
あとから気づいたことが、もう一つあります。
総再生時間は「過去365日」の集計です。1年より前の再生は、数字から外れていきます。
つまり、動かなければ減っていく数字でした。
私の数字がそれを示しています。
- ピーク時……約400時間
- 更新を止めたあと……63時間
登録者は745人のままです。解除する人もいますが、大きくは減りません。
でも再生時間は、400時間から63時間まで落ちました。
登録者は積み上がる数字、再生時間は流れていく数字。性質が違います。
4,000時間は、毎日11時間ぶんだった
やる気がなくなったわけではありません。条件を並べて、追いつく絵が描けなかったというのが正確なところです。
4,000時間を1年で達成するなら、毎日11時間ぶん再生されている必要があります。
当時の私の数字は、その10分の1でした。そして止めれば、その数字はさらに減ります。
追いかけるほど遠ざかる構造でした。
あのとき、何が足りなかったか
足りなかったのは、機材ではありません。聞ける相手でした。
機材のほうは変えました。最初はスマホの無料アプリ「VLLO」で編集していました。
途中でMacBook Air(M2・メモリ16GB)を約15万円で購入。Premiere Proも月額で使うようになりました。パソコンのほうが編集しやすいと思ったからです。
理由はもう一つあります。自分のチャンネル以外でも、動画編集の案件を受けて稼げると思っていました。
案件は実際に受けました。ただ、スキルが足りず、あまり稼げませんでした。
一人でやっていると、何が正解か分からないまま時間だけが過ぎます。先に同じ道を通った人に聞けていれば、遠回りは減っていたはずです。
機材は買えば手に入ります。でも、判断の早さは買えませんでした。
まとめ|登録者の前に、再生時間を見る
私の数字を、もう一度並べます。
- チャンネル登録者……745人(必要なのは1,000人)
- 総再生時間……ピークで約400時間(必要なのは4,000時間)
- 止めたあとの再生時間……63時間
登録者だけを見ていると、自分の位置を読み違えます。
私は7割まで来ていると思っていました。実際に足りなかったのは、再生時間のほうです。
まずは自分のチャンネルで、総再生時間を確認してみてください。YouTube Studioの「収益化」から、2つの数字が並んで見られます。
そこが、本当の現在地です。
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